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【TOCANA】インドネシアの「バリビーチの怪」~歴代大統領も畏れ敬う女神「南海の女王伝説」とは?

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今日TOCANAで、私が執筆した記事が掲載された。
インドネシア、ジャワ島やバリ島で「南海の女王」と呼ばれ畏れ敬われる、海を支配する女神さまを紹介した記事だ。
といっても、単なる伝説ではない。
私のこれまでの長く深い経験からすると、そのような海の女神は実在する。


題して、『【実録】インドネシアの怪談「バリビーチ327号室の謎」ゾクゾク~ッ 歴代大統領も畏れる「南海の女王伝説」とは?』という記事。

【目次】

 

南海の女王伝説

あらかじめ警告しておくと、「南海の女王」にまつわる逸話および伝説は、かなり妖しいです。
いったんこの世界に入ってしまうと、出られなくなる?


この女神さまの存在を深く信じていて、また不思議な体験を色々しているのに、14年前から始めたブログでは、滅多に書いたためしがない。
あまりにも畏れ敬いすぎていて、軽はずみには書けないみたいな。


インドネシアでは、「ニャイ・ロロ・キドゥル」、「ラトゥ・キドゥル」、「カンジェン・ラトゥ・キドゥル」など様々な呼び名で呼ばれる。


そう言っても、よっぽどインドネシアにハマった人や、バリのリピーターみたいな人でないと、聞いたことがないだろう。
本当のバリフリークならば、「バリビーチの怪」を知らない人は少ないだろう。


女神の言うことを信じなかったばかりに、バリのホテルが火災にあって、さらに不思議なことが起きた。
日本のテレビでも紹介された話だ。

TOCANAの記事

実は、この話は『月刊ムー』2018年4月号で、「インドネシアの怪奇現象」と題した6ページものの記事でも書かせてもらった。
だが、この時には南海の女王さま以外のことも書いていて、今回はこの記事で書かなかったことも書いている。


まあ、とにかく下記のTOCANAの記事を読んでみてください。
霊感がある人ならば、ゾッとするかもしれないけれど。


tocana.jp
 

地方君主も大統領たちも信仰する荒ぶる女神

このように、中部ジャワのスルタン(地方君主)の王家では、南海の女王さまの存在を信じて疑わない。
そればかりか、代々のスルタンはカンジェン・ラトゥ・キドゥルと「神秘的な結婚」の儀式を行う。


また、インドネシアの歴代大統領も、深く信じていた。
中でも、デヴィ夫人の夫だった初代スカルの大統領は、最も入れ込んでいた。
デヴィ夫人が、まったく知らないはずはないだろう。
いつか、ご本人から聞いてみたいものだ。

「バリビーチの怪」

ホテル・バリビーチ(旧称)が1993年1月20日に火災でタワービルが全焼したことは、まったくの事実だ。
だが、そのことについてホテルに問い合わせても、女神の所望を無視したために火災が起きたことなどは、認めないだろう。
なぜなら、それはホテル経営陣にとって不名誉なことだからだ。


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【写真】ホテル・バリビーチ327号室の前で。


実際、私はホテルに電話で問い合わせたことがあった。
だが、日本人の女性スタッフは、やはり言葉を濁して事実を認めなかった。


ラトゥ・キドゥルは、マンクゥ師を介してタワービルの327号室とコテージの2401号室を所望したが、ホテル経営陣は信じようとしなかった。
そのために、タワービルを全焼させたが、客の命は一人も奪わなかった。
それは、「見せしめ」としての行為だったからだ。


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【写真】ホテル・バリビーチ2401号室。


このことに、異説はない。
なぜなら、ホテルがどんなに否定しようが、実際に327号室と2401号室を女神に提供したからだ。
それ以来、この2室は客を泊めずに、日々供物を供えるようになった。


これ以上に確かな事実はなく、どんな言い逃れもできない。

百瀬の不思議な体験

この部分は、あまりに個人的かつ信じがたい話なので、編集でそっくりカットされても仕方ないと思っていた。
だが、そのまま掲載してくれた。


一つは、私がインドネシアと日本の友好のための「utusan」(ウトゥサン=使者)になったとマンクゥ師に告げられたこと。
その直後、2401号室を後にしたときに、海岸で黄金色のヘビが目の前を横切ったこと。
あれは、やっぱり「神使」だったのか。


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【写真】西ジャワ、Inna Samudra Beach Hotelの女神の部屋にある肖像画。


二つ目は、当時の彼女のディアン(仮名)の実家で休んでいたとき、突然に「芳香」が漂ってきたこと。
もちろん部屋の中や窓の外などには、香りの元となる物がないことを確認した。


さらに、その香りは、あのホテル・バリビーチの2401号室で焚かれていた潮の香りのお香と同じものだったのだ。
当時私は風邪気味で体調が悪く、そのタイミングでの芳香だったので、心配してくださったのかと思ったものだった。
 

海の女神に縁がある

どういうわけか、各国の海を司る女神さまにご縁がある。
インドネシアでは、ラトゥ・キドゥルさま。
中国・台湾では、媽祖さま。
日本では、弟橘媛命(オトタチバナヒメ)さま。
また、本当は「女神」ではないが、そういう扱いをされている観世音菩薩さま。


少なくとも、オトタチバナヒメさまと媽祖さまは、津波からの加護を含めた海の安全を司る女神さまだと、自分の経験から考えている。


数人の琉球シャーマンから、「あんたは水の神さまを拝んだ方が良い」と言われたこともあった。
水の神さまといえば、広くは父方先祖の氏神である諏訪大明神さまもそうだろう。


1冊本を書けるほど、南海の女王さまについての知識と経験がある。
本当に生きているうちに書ければいいなと思っている。
マンガにしてもいいかな?


ロロ・キドゥルの箱―ジャワの性・神話・政治

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