今日9日にTOCANAで、私が執筆した記事が掲載された。
『故・羽田元首相は古代イスラエル「失われた10支族」の末裔だった! 学者から明治天皇まで支持… 「日ユ同祖論と秦氏」の真実』と題したもの。
羽田孜元首相が、8月28日に逝去された。
実は羽田氏は、苗字からもわかるかもしれないが、あの古代氏族「秦氏(はたうじ)」の末裔なのだ。
一部の学者なども、景教徒とか原始基督教徒ではないかと言っている、あの氏族だ。
TOCANAの記事
まず、下記のトカナの記事を読んでみてください。
ここに書いていることは、いわゆる巷で「日ユ同祖論」と呼ばれるアヤシイ言説とは一線を画していると、自分では思っています。
この記事で書いたように、羽田氏のルーツは長野県の信濃秦氏であり、さらに遡ると秦氏の本流である秦河勝につながるらしい。
由緒ある家柄なんですね。
始皇帝の末裔は本当か?
秦氏が「秦」と名乗ったのは、自分たちが秦の始皇帝の末裔だということなのでしょうね。
それは記事で書いたように、自分たちを権威づけるために自称したもので、史実ではないと思われます。
もっとも、始皇帝自身が西方から来た人だったとか、青い目をしていたという説もある。
秦氏といっても、数千人?数万人?で大挙して渡来してきたようで、その中にはもしかすると始皇帝の末裔もいたのかもしれない。
あるいは、秦氏といえば、これも始皇帝と関わってくる徐福伝説と重ね合わせて考える人もいる。
いろいろと謎が多い氏族なのです。
10氏族渡来説は、超能力者がいう「世界の秘密」
ベルギーの故ベラ・コチェフスカさんの逸話によると、どうも10氏族渡来説は、まだ「世界の秘密」として公開してはならない理由があるらしい。
また、編集でカットされてしまったが、松原照子さんの謎めいた世見がある。
2015年10月10日の「十部族よ」と題した世見は、かなり趣が異なる謎めいた記述だ。
というのも、不思議な世界の人々から聞いたと思われる言葉を、カギカッコで括って1行ずつ書いているだけで、それに関する注釈などがまったくないのだ。
その中で、下記のような興味深い行がある。
「十部族が昔旅に立ち日本を好んだように日本の地で心を癒せ」
「十部族の骨が日本の地で輝いている」
(松原照子、ブログ「幸福への近道」、2015/10/10より)
ここでいう「十部族」は、もちろん古代イスラエル10支族のことだろう。
つまり、これらの記述は、10支族の末裔の一部が古代の日本を訪れたことが前提となっている。
これは松原氏自身の見解ではなく、不思議な世界の人々(ブラヴァツキー夫人?)が十部族(=秦氏?)渡来説を、かなり決定的に肯定しているようだ。
謎だらけの秦氏
秦氏は、いくら研究・探求しても、一筋縄ではいかない存在だ。
原始基督教徒とか、10支族の末裔かもしれないといっても、すべてがそうではなかっただろう。
古代の「氏族」というのは、かならずしも血縁関係ではなかったのだ。
(秦河勝)
いろんな人々が大挙して渡来してきて、中にはユダヤ教とかキリスト教とか、他にもいろんな宗教を信仰していた人々がいたかもしれない。
そうでも考えないと説明が難しいようなことが、特に秦氏の関係には多いのだ。
百瀬家のルーツと繋がりも?
そういうわけで、この10支族渡来説の探求は、一生続くテーマとなるかもしれない。
それだけでなく、自分の先祖のルーツを探求していくと、「古代イスラエル」につながる可能性も、ごくごく低いが、あるかもしれない。
百瀬家の父方のルーツは諏訪の士族だが、信濃の百瀬姓のルーツを調べていくと、信濃国筑摩郡百瀬(現・松本市)にある可能性がある。
全国でも松本市に一番多い百瀬氏は、清和源氏村上氏流波多氏(信濃国衙の在庁官人)の末裔だという。
信濃村上氏を調べると、家紋が「丸に上の字」だという。
これは、実はうちの家紋と同じなのだ。
信濃村上氏の流れに、なぜか「波多氏」が登場する。
もしかして、うちの父方にも、10支族の末裔の血が流れている可能性が…?
このへんになると妄想も入ってくるが、そのことも残された人生で探求しなければならないだろう。
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【今日の食卓】小金井公園でお弁当。あやちゃんは超偏食で給食は一切食べず、理由を聞くと「はずかしいから」。この子の複雑な思考形態には誰もついて行けない。(^-^;Having lunch at Koganei Park.